高等部について
 令和3年度の生徒数は、49名です。16名は親元から離れ、学校に隣接している児童福祉施設「はまゆり学園」に在園しています。27名は自宅から路線バスや家族の送迎で通学しています。
  卒業後の社会参加や自立に向けて、「心身ともに健康な子供」「豊かな心で集団生活ができる子供」「働くことを喜び、たくましく生きるこども」を目標として学習を進めています。
時間割
学習の様子

国語・数学

 文字の読み書き、手紙の書き方、電話のかけ方、作文、感想発表、四則計算、金銭、時計に関する学習など、社会生活で特に必要と思われる内容を精選し、学習しています。
 







体育

 陸上運動、組体操、マット運動、球技、スキー学習などを行い、体力や技術の向上を図っています。運動能力別グループを編成し、実態に応じた学習内容や到達目標を設定して意欲的に取り組めるように配慮しています。
                                                                                        


 
 


作業学習

 準備や片付け、清掃などの基本的な内容をおさえ、道具の扱い方や作業技術の他に、働くことに対する意欲や責任感、挨拶や報告などのコミュニケーション能力、他の人と協調できる能力の育成を通して、卒業後の職場や施設で必要とされる力を身に付けていきます。
  週に7時間設定されていて、生徒の特性や希望を考慮し、ボランティア班、手作り班、園芸班、リサイクル班の4班に分かれています。ボランティア班では、校内や近隣施設の清掃ボランティアを中心に活動しています。手作り班では、木工、手芸、陶芸などの活動を通して製品を製作しています。園芸班では、野菜の栽培活動、作物の調理・加工を行っています。リサイクル班では、水道メーターを分解し、プラスチックや金属など細かく分別する活動を行っています。作業班で作られた製品は、学習発表会での高等部フェスや学校展などで販売されます。 


  




 


産業現場等における実習

 様々な事業所や施設で実際の仕事を体験します。作業学習や校内実習で学習したことを、地域の事業所や施設での実習を通してさらに深め、卒業後の進路に向けて力の定着を図ります。期間は3日間から4週間で、主な実習先はクリーニング店、清掃会社、ホテル、スーパーマーケット、レストラン、水産加工工場、老人介護施設、障害福祉サービス事業所などです。